住宅ローンの返済年数を短くするためには?
つくば市で「住宅ローン・教育資金・ライフプラン/家計」に関する相談が得意な子育て世代を応援するファイナンシャルプランナーの藤井です。
テーマ 住宅ローン 組み方
前回は、住宅ローンの返済年数についてご説明しました。
今回は、その年数を短くするためにできることについてご紹介します。
住宅ローンの返済年数を短くするためには?
住宅ローンの返済年数を短くするためにできることは
住宅ローンを早めに返済すれば、それ以降の家計が楽になって、その分、子どもの成長とともにかかる費用や親の介護、自分のたちの老後に備えることができるメリットあります。
では、どのようにすれば返済年数を短くできるでしょうか。方法としては、繰り上げ返済と住宅ローンの借り換えの2通りがあります。多くは、月々の返済とは別に、日々の生活費やボーナスからコツコツ貯金して、年1回くらいの割合でまとまった金額を繰り上げ返済する方法がとられています。
繰り上げ返済は金融機関によって1円または1万円以上からできます。1日でも早く完済したいと思えば、できるだけ多くの金額を繰り上げ返済に回したいところですが、生活を切り詰めて家計に余裕がなくなったり、繰り上げ返済ごとに貯金がなくなったりと無理な返済をしないようにしましょう。
また、繰り上げ返済には手数料がかかる場合があるので、事前に調べておきましょう。手数料がかかる場合は、返済回数が多くなると、繰り上げ返済のメリットがなくなる恐れがあるので注意が必要です。
住宅ローンの年数を短くするもう一つの方法は、住宅ローンの借り換えです。返済期間の長い年数の中で、ローンを組んだ当初より金利が下がっている場合に有効な方法です。
ただし、現状と新しい借り入れ先との金利の差が1%以上あることと、残りの返済期間が10年以上残っていることが条件になります。それ以下だと、借り換えのメリットがないばかりか、ローン保証料や諸経費でマイナスになってしまいます。
ローン返済方法でも年数を短くすることができる
住宅ローンの返済方法には、元利均等返済と元金均等返済があります。
元利均等返済は、元金と利息の合計を返済回数で均等に割って返済してく方法で、金利が変わらない限り毎月の返済額は一定で変わりません。住宅ローンを組む人のほとんどは、この元利均等返済です。
元金均等返済は、住宅ローンで借りた額の元金を毎月均等に返済していく方法です。毎月元金が減っていくので利息も毎月減っていきます。最初の返済額が一番高額になりますが、返済が進めば進むほど負担が軽くなっていくのが元金均等返済です。
元金を先にどんどん減らしていく元金均等返済の方が返済しやすいように思いますが、元利均等返済での毎月の支払いを、元金均等返済の最初の月の返済の額に合わせて毎月その額を返済していくと、返済年数を短縮することができます。
毎月定額返済の方が将来の予定が立てやすいメリットがありますが、できるだけ早く家計への負担を減らしたいという人が多いでしょう。どちらの返済がいいのかは、自分に合った返済の仕方かどうかによります。
次回は、住宅ローンを月毎の返済額を抑えた場合についてご説明します。
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