住宅ローンの返済年数は何年で組めば良いか?

つくば市で「住宅ローン教育資金ライフプラン/家計」に関する相談が得意な子育て世代を応援するファイナンシャルプランナーの藤井です。

テーマ  住宅ローン 組み方

住宅は人生で一番ともいえる買い物で、多くの人が金融機関で住宅ローンを組んで長い年数をかけて返済していきます。

住宅ローンは、頭金の額や毎月の返済額で返済年数が変わってきますから、何年返済の住宅ローンを組めばいいのかは、自己資金の額や年収によって違います。また、早めに返済するか、無理せずゆっくり返済するかにもよります。ここでは、住宅ローンの返済年数についてさまざまなケースを考えます。

住宅ローン完済までの年数は平均どのくらいなのか

住宅を取得しようと考えたとき、住宅ローンの返済年数をどうするかは今後の人生設計に大きく関わるので大変重要になってきます。ほとんどの金融機関では、35年が最大の返済年数で、借入時に30歳であれば、会社の定年退職を迎える頃に完済できる年数です。

住宅ローンは最大35年ですが、金融機関によっては完済時の年齢制限があります。また、年齢制限がなくとも、20代前半なら35年ローンを組んでも返済後の年数に余裕がありますが、30代後半になると十分な収入を得られる年齢を過ぎてしまいます。

とはいっても、20代前半の時期は、親の援助があれば問題ないですが、そうでなければ、まだ給与の額が低く自己資金も少ないので、住宅ローンを組むこと自体が難しい時期でもあります。
その点、30歳後半にもなれば給与もそれなりに上がり、自己資金も貯めている年齢なので、20年ローンでも十分に返済できると考えられます。

住宅取得の適齢期や完済時の年齢を思えば、20〜35年の住宅ローンを組むのが一般的ですが、実際に返済した年数は、平均しておよそ14年というデータがあります。これは、住宅ローンを組んだ多くの人が繰り上げ返済などで早めにローンを終えたことを示します。

次回は「返済年数を短くするためには?」について説明します。