路線価が公表されました

つくば住宅購入相談センターの 小島(おじま) です。

 

少し前になりますが、7月2日に国税庁より平成30年分の 路線価 が公表されました。

平成30年の全国平均路線価は3年連続で上昇となったそうです。

また路線価の最高地点は33年連続で、東京都中央区銀座5丁目銀座中央通りとなり、バブル期の価格を超えて、過去最高になったそうです。

 

ところでこの 路線価 ってなにかと言いますと、相続税や贈与税の計算をするときに土地1㎡あたりの評価額を表したものなんです。

 

例えば、150㎡の土地に対して10万円の路線価だった場合、土地の評価額は1,500万円になります。(細かな計算は省略しています)

最高地点だった銀座中央通りの路線価は4,432万円なので、同じ150㎡の土地を所有していた場合、66億4,800万円の評価になります!!

 

では、この評価額で土地を買うことができるでしょうか?

 

答えはおそらく「 NO 」だと思います。

 

土地の価格は路線価のほか、売買時の価格など、同じ土地でもいくつかの評価方法があるんです。

 

具体的には、

  1. 実勢価格(時価)
  2. 公示価格
  3. 相続税評価額(路線価)
  4. 固定資産税評価額

となり、 「一物四価(いちぶつよんか)」 と言われています。

(上記に基準地価を加えて 一物五価 という場合もあります。)

 

次回、一物四価をわかりやすく説明していきたいと思います。