建物の構造について~木造編その1~
はじめまして。
つくば住宅購入相談センターの 小島(おじま) です。
私はつくば住宅購入センターで唯一の建築業界出身者です。
住宅業界の裏話やマル得情報をどんどん掲載していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
さっそくですが、皆さんはおうちを買うときに、建物の構造って気にしてますか?
住宅の構造は大きく分けると『木造』『鉄骨造』『コンクリート造』が一般的です。
(もちろん他にもありますが、あまり一般的ではないので割愛します。)
今日は『木造』について少しお話したいと思います。
実は『木造』にも種類がありまして、工法の違いで木造軸組工法と枠組壁工法というものがあります。
在来工法、2×4工法と言ったら聞いたことがあるかもしれませんね。
一般的なイメージとしては、
日本の伝統的な木造住宅 ⇒ 在来工法
洋風な木造住宅 ⇒ 2×4工法
と考えて頂けると想像しやすいかと思います。(※あくまでイメージです)
ではどんな違いがあるかといいますと、
在来工法は、基礎に土台を据え付け、柱や梁などを組み合わせて屋根や壁などを取り付けていく工法
2×4工法は断面2インチ×4インチの角材を基準部材として枠を作り、そこに合板を貼り付けてパネル状にし、これを床や壁として建物を作る工法
・・・
専門的ですね(苦笑)
イメージしやすくすると、
在来工法は、大工さんが現場で木を切って、柱を立てて、釘を打つ、あの光景が在来工法のイメージです。
土台、柱、梁を組み合わせて「線」で建物を構成しています。
2×4工法は、木の枠にべニアなどの合板を貼ったパネルで箱を作るようなイメージです。
床、壁、天井を組み合わせて「面」で建物を構成しています。
それぞれのメリット・デメリットについてはまた次回以降お話したいと思います。