住宅購入時にかかる諸費用 ~その2~

つくば住宅購入相談センターの 小島(おじま) です。

前回は登記(不動産登記)にかかる費用のお話をしました。
その中で、抵当権設定登記というのがあったのを覚えていますか?

住宅ローンを受ける場合には抵当権を設定する必要あります。

抵当権というのは、お金を借りて、万が一返せなくなった場合には、金融機関等がその土地や家を担保として取り上げますよ、という権利の事です。

無理無謀な資金計画を組んでしまうと、そのような事態も起こるかもしれませんね。

さて、住宅ローンを受ける際には抵当権の設定費用以外にも費用がかかるんです。

まずは、金融機関等とお金を借りる契約(金銭消費貸借契約)をしますから、印紙代 がかかります。
建物の契約にもかかりましたね。

つづいて、融資事務手数料。これは金融機関等に対する取扱手数料です。
おおむね3~5万円程度かかります。

それから、保証料。これはローンの保証をしてもらうときにかかる費用です。

保証会社をつけることで、万が一のときに保証会社が保証人となって金融機関等に住宅ローンを支払ってくれます。連帯保証人が不要になります。

こちらは『借入金額×料率』で決まりますので、数十万円かかります。

あとは、団体信用生命保険料、団信なんて言ったりもします。

これは借り入れした人が、万が一亡くなってしまったり、高度障害になってしまった場合、団信の死亡保険金で住宅ローンを清算しましょうという仕組みです。

残された家族に住宅ローンを残さず、住まいは残せますから非常に安心です。

こちらは通常、金利に含まれている場合が多いのですが、一部の金融機関やフラット35の場合、費用が発生します。

その他、フラット35を利用する場合には、検査手数料 なんかもかかります。

フラット35は民間の金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供している住宅ローンで、住宅ローンの対象物件が住宅金融支援機構の基準を満たしているかの検査をします。

おおむね2~7万円程度かかります。

いかがですか?前回のお話と合わせて相当な費用がかかることがお分かり頂けたかと思います。
実はこれ以外にも、火災保険料や地震保険料、不動産取得税なんかもかかります。

マイホーム購入には綿密な資金計画が非常に重要なのです。
だからこそ、ライフプランの確認は必須です。

ライフプランも住宅購入の相談も、是非プロである我々にご相談ください。