住宅購入における本当の敵はなにか?

すまいのコストカッター藤井がおとどけする
住まいの予備校(つくば校)講師の藤井恵子です。

第二話は
住宅購入における本当の敵はなにか?
住宅購入には2つの敵が存在します。今日はその敵についてお話しします。

マイホームを考えた時あなたは何からスタートしますか?よくある行動パターンをお話しします。
家が欲しいと思ったときあなたならどの様に行動しますか?よくあるのが住宅展示場ですよね。

住宅展示場に行き営業マンから中を案内されます。あなたが行った住宅展示場には豪華な家具やスタイリッシュな家電が置かれ、収納もバッチリ。あなたはそこで説明を受け夢を膨らませワクワクして帰宅する。お家で家族会議しながら家を建てたらあれもしよう、これもやろう、こんな家具を置きたい、書斎が欲しい、キッチンはアイランドがいいかしら、
このような語らいを家族でした経験はありませんか?

そして住宅営業マンからの連絡があり打ち合わせに入ります。その時はまだ今日のタイトルの「本当の敵」にはきずいていないと思います。

住宅営業マンから会社の説明、家の構造や間取りの説明をうけた後2回目の面談に流れていきます。
この段階でも「本当の敵」はまだ見えてきません。

そして数回面談後に間取りが決まり、設計士打ち合わせ。どんどん流れに乗ってきます。
このあたりでそろそろでしょうか。

金額提示があります。えっこの金額!?
完全予算オーバー・・・とこの時点で気が付くならまだいいかもしれません。  

実は住宅で夢が膨らみ舞い上がり、少々お高くても(あれを我慢して、これをやめて)って頭の中で
グルグル考えが巡り始めます。

そうです。1つ目の敵は住宅購入予算の家計における限度オーバーです。
1話目でもお話ししましたが住宅メーカー、工務店、不動産会社はあなたが購入してしまえば

その後のお金の相談には乗ってはくれません。
購入後のすべての債務はあなたが背負っていくのです。

返済負担率という住宅ローンを組む時によく使われる言葉があります。文字どうり年収における返済額の割合です。年収400万以上なら銀行は40%を認めてくれます。400万の年収から160万住宅ローン返済ができるということですよね。仮に住宅ローンがその条件で通ったとしても実際に支払っていけるのでしょうか?

そう1つ目の敵はあなたの家計を把握しないで勢いで住宅を購入すること
こういうケースって結構多いんです。その結果子供がまだ小さいのに無理して奥様が働きにいったり、
あなたの家族の合言葉が「欲しいものは我慢、我慢」だったり。家を購入してゆったりと楽しい時間を過ごすどころか
毎月毎月綱渡りのような家計になったりします。

これは住宅ローンを組む時にその専門家に相談していれば回避できることです。
相談することは簡単なことですが実はその専門家も住宅メーカーが用意する専門家だとすると話は変わります。

住宅メーカーが用意する専門家は家を建てやすくするトークとプランを提示しがちです。
あなたに「○○さんの年収ではお家は無理ですねとは絶対にいわないです」
(あなたが無職だったり、年収が100万代とかですと別ですが)

2つ目の敵についてお話しします

来年消費税が2%上がります。当然住宅本体にも2%かかるわけです。
あなたは急いで買わないと損とばかりに話を進めていくと思います。

ここであなたに質問します。

1000万の土地の購入
2000万の住宅の購入

消費税は現在8%として土地、建物でいくらでしょうか?

そんなの簡単ですよね。私の開催する「すまいの予備校」ではこの質問は必ずします。
思い切りネタバレしますね。

 

答えは160万です。土地には消費税はかからないからです。
意外と住宅関係者に質問しても8%だから240万と答えが返ってくるんですよ

じゃ消費税が2%上がって10%になったらこのケースの場合消費税は200万で40万も差がでますね。
ということであなたは焦って住宅購入を急がなくちゃと考えます。

 

しかもその期日が平成31年3月末の契約までと言われています。
ここで第二の敵が登場します。

では3000万をあなたがローンを組む時の金利はどうでしょうか?
3000万借りたとき金利が0.1%上がるだけで68万総返済が上がります。
消費税の2%は40万、金利だとたった0.1%で68万円。
つまり本当の敵は消費税ではなく金利の上昇なのです

 

ここのところ去年H28年と比べ固定金利がジワジワ上昇してきています。
住宅購入予算と金利にあなたの家計が打ち勝つには、正しい情報と専門家のアドバイスが不可欠です。

私の開催するすまいの予備校ではあなたの購入時のお金の相談をメインに講義をし、あなたのお悩みに寄り添うようアドバイスいたします。

相談エリアはつくば、牛久、みらい平、守谷、土浦、水戸が多いですがフットワーク軽いので
エリアについては応相談でやらせてもらっています。

 

次の講座では住宅購入時の頭金についての考え方をお話ししたいと思います。