連載「平均年収と住宅価格」【1:平均年収や自己資金】

つくば市で「住宅ローン教育資金ライフプラン/家計」に関する相談が得意な子育て世代を応援するファイナンシャルプランナーの藤井です。

テーマ  住宅購入

初めて家を購入する時「経済的負担が増しそうで心配」と不安を感じる方も多いでしょう。

今回はすでにマイホームを購入した方たちから見えてくるお金のお話です。

購入時の年収や購入した住宅の価格をご紹介します。

今回はマイホーム購入の「平均年収や自己資金」についてご紹介します。

【1:住宅購入者の平均年収や自己資金】

マイホーム購入の際、多くの人が住宅ローンを組みます。

完済までの期間設定は、30~35年が多いようです。

そのため、定年までに支払いを終えようとする場合、30代での購入が理想ということになります。

実際に初めて家を買う年齢は、新築では30代後半中古では40代前半が平均的です。

ではマイホーム購入時の世帯収入は、いったいどの程度なのでしょうか?
国土交通省の調べによると、家を買う世帯の平均年収は以下の通りです。

  • 注文住宅・・・690万円
  • 建売住宅・・・646万円
  • 分譲マンション・・・835万円
  • 中古住宅・・・634万円
  • 中古マンション・・・650万円

分譲マンションを除き、ほとんどの住宅において、世帯年収600~700万円が多いようです。

また、建売住宅や分譲マンションを購入した人の自己資金の平均は、建売住宅で803万円、分譲マンションで1333万円。自己資本比率は21.444.3%です。

頭金が多いと住宅ローンの借り入れも少なくて済みますし、毎月の返済金額をおさえられるというメリットがあります。

ただし準備に時間を掛け、適正な年齢を大きく過ぎてタイミングを逃してしまうこともあるでしょう。

その分、繰り上げ返済を利用するなどしてはいかがでしょうか。