連載「平均年収と住宅価格」【3:住宅の平均購入価格と平均ローン価格】
つくば市で「住宅ローン・教育資金・ライフプラン/家計」に関する相談が得意な子育て世代を応援するファイナンシャルプランナーの藤井です。
テーマ 住宅購入
初めて家を購入する時「経済的負担が増しそうで心配」と不安を感じる方も多いでしょう。
今回はすでにマイホームを購入した方たちから見えてくるお金のお話です。
購入時の年収や購入した住宅の価格をご紹介します。
今回はマイホーム購入の「住宅の平均購入価格と平均ローン価格」についてご紹介します。
【:住宅の平均購入価格と平均ローン価格】
人生で最も高い買い物と言われるのが、住宅です。
2017年の住宅市場動向調査報告書によると、住宅の平均購入価格は以下の通りです。
- 注文住宅・・・4472万円
- 分譲マンション・・・4192万円
- 建売住宅・・・3840万円
- 中古一戸建て住宅・・・2857万円
- 中古マンション・・・2393万円
住宅購入の際には頭金と銀行からの借り入れを住宅購入資金に充てます。
気になるのは住宅ローンの平均借入金額で、以下の通りとなります。
- 注文住宅・・・3004万円
- 建売住宅・・・2827万円
- 分譲マンション・・・2396万円
- 中古一戸建て住宅・・・1540万円
- 中古マンション・・・1166万円
毎月の返済額における平均は注文住宅が一番高く11万円ほどとなり、1番低い中古マンションで8万円ほどです。
住宅ローン審査
住宅ローン審査では収入が多い・少ないということに加えて、本人の安定性が問われます。
公務員や毎月一定の給与を受け取れる企業の正社員は有利です。
自営業や契約社員、アルバイトなど、収入が不安定とされる就業者の審査はやや不利な傾向にあります。
ただし借入額を少なくしたり、返済能力を客観的に証明する納税証明書や確定申告書コピーを提出するなどすれば、ローンに通る可能性も出てきます。
ペアローン
共働き家庭の多くがペアローンという借り入れを利用しています。
夫婦それぞれがローンを組み、2つのローンを使って住宅の返済をするものです。
1人で借りるより融資額が大きく、住宅ローン控除を2人分利用できるというメリットもあります。
ただし妊娠や出産など、女性は収入が変動する可能性があるので、実際の収入の5割程度を目安に借り入れすることをおすすめします。
まとめ
人生の一大イベントであるマイホーム購入ですが、ご紹介した数値はあくまで平均値です。
住宅ローン申請の際には、世帯の収入やライフスタイルを考慮して借入金額と返済金額を決めるようにしましょう。