FP試験直前!一夜漬けでも点数を稼ぐための裏ワザと頻出ポイント

ファイナンシャルプランナー試験の受験日が目前に迫り、焦りを感じている方も多いのではないでしょうか。実は先日、ライフプランのご相談にいらっしゃったお客様から「将来の家計管理のために自分でもお金の知識を身につけたいと思い、FP試験に申し込みました」という素晴らしいお話を伺いました。しかし同時に、「仕事が忙しくて思うように勉強時間が確保できず、自信がない」という切実なお悩みも耳にしました。
私たち実務家も、かつては皆様と同じ道を通り、試験直前のプレッシャーと戦った経験があります。もちろん、計画的な学習が理想ではありますが、試験直前ともなれば「いかに効率よく点数を拾うか」という戦略への切り替えが合否を分けるカギとなります。
そこで今回は、試験直前の限られた時間でも合格ラインに滑り込むための、プロ視点による「点数を稼ぐための戦略」をお伝えします。これからご紹介するのは、広範囲な試験範囲の中から「ここだけは!」というポイントを絞り込み、得点源とするための最終確認方法です。最後まで諦めずに得点を積み上げ、合格を勝ち取るためのヒントとしてぜひご活用ください。
1. 徹底的な取捨選択が合格への近道!直前だからこそ集中すべき「得点源」となる分野の見極め方
試験まで残り時間がわずかという状況において、全範囲のテキストを最初から丁寧に読み直すのは最も避けるべき勉強法です。FP試験の合格基準は、学科・実技ともに原則として6割の正解率です。裏を返せば、4割は間違えても合格できる試験なのです。直前期に求められるのは満点を目指す完璧主義ではなく、頻出かつ得点しやすい分野にリソースを全集中させ、合格ラインに滑り込むための戦略的な取捨選択です。
まず最優先で取り組むべき絶対的な得点源は「ライフプランニングと資金計画」です。この分野はFP試験の導入部分でありながら、実技試験でも配点が高い傾向にあります。特に「6つの係数」を用いた計算問題や、公的年金、健康保険などの社会保険制度は、毎回のように数字や条件を変えただけの類似問題が出題されています。これらはパターンさえ覚えてしまえば確実に得点できるため、真っ先に固めるべきポイントです。
次に注力すべきは「タックスプランニング」における所得税の仕組みです。10種類の所得区分や所得控除の内容を理解することは、単独での得点になるだけでなく、「不動産」や「金融資産運用」における課税関係の問題を解くための基礎体力となります。タックス分野を制することで、他分野の学習効率も飛躍的に向上します。
一方で、学習コストに対して得点効率が悪い分野は勇気を持って「捨てる」決断も必要です。例えば、「金融資産運用」における複雑な経済指標の読み解きや、「相続・事業承継」の極めて細かい特例要件などは、今から頭に詰め込もうとすると時間がいくらあっても足りません。これらは過去問で頻出している基本事項のみを押さえ、見たこともないような難問が出たら即座に諦めるという割り切りが、精神的な余裕を生み出します。
直前期は新しい知識を広げるのではなく、「過去問で何度も出ている基本問題」を確実に正解できるようにすることこそが、合格への最短ルートです。
2. 暗記項目の最終確認!試験によく出る「6つの係数」や「税額控除」を短時間で整理するポイント
試験直前の限られた時間で最も効率的に得点アップを狙うなら、あやふやな記憶になりがちな「数値」と「定義」の整理が欠かせません。特にFP試験(ファイナンシャル・プランニング技能検定)のライフプランニング分野における「6つの係数」と、タックスプランニング分野の「税額控除」は、毎回のように出題される超頻出ポイントです。ここでは、試験開始直前でも間に合う、これらを瞬時に見分けるための整理術と暗記のコツを解説します。
【6つの係数】は「何を求めたいか」で3つのペアに分ける**
多くの受験生が苦手とする「6つの係数」ですが、用語を丸暗記しようとすると混乱します。以下の3つのペアとキーワードで結びつけて覚えれば、計算問題でどの係数を使うべきか即座に判断できるようになります。
1. 一括の移動(現在⇔将来)
* 終価係数: 「現在の金額」から「将来の金額」を求めたいときに使用します。(例:今の100万円を運用したらn年後にいくらになるか)
* 現価係数: 「将来の目標額」から、元手となる「現在の金額」を求めたいときに使用します。(例:n年後に100万円用意するには、今いくら必要か)
2. 積立と取崩し(毎年⇔将来のまとまったお金)
* 年金終価係数: 毎年積み立てた場合の「将来の合計額」を求めたいときに使用します。(例:毎年10万円積み立てるとn年後にいくらになるか)
* 減債基金係数: 将来の目標額を達成するために必要な「毎年の積立額」を求めたいときに使用します。(例:n年後に100万円貯めるには、毎年いくら積み立てればよいか)
3. ローンと年金受取(現在のまとまったお金⇔毎年)
* 資本回収係数: 現在の資金を元手に「毎年受け取れる額」や、借入額から「毎年のローン返済額」を求めたいときに使用します。試験では「住宅ローンの返済額計算=資本回収係数」というパターンが鉄板です。
* 年金現価係数: 将来にわたって年金を受け取るために必要な「現在の原資」を求めたいときに使用します。(例:毎年100万円受け取るには、今いくら必要か)
【税額控除・所得控除】は「要件の数字」が命**
タックス分野や不動産分野で頻出の控除関係は、適用要件の「数字」が正誤問題の鍵となります。直前に以下の重要数字を目に焼き付けておきましょう。
* 住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除)
* 床面積要件: 原則として50平方メートル以上です。
* 所得要件: 適用を受ける年の納税者の合計所得金額が2,000万円以下であることが条件です。
* 返済期間: 住宅ローンの返済期間が10年以上あることが必要です。
* 医療費控除
* その年に支払った医療費の総額から、保険金などで補填された金額を引き、さらに「10万円」または「総所得金額等の5%」のいずれか少ない方の金額を差し引いて計算します。所得が低い場合は10万円ではなく5%基準が適用される点に注意してください。
* 配偶者控除・配偶者特別控除
* 納税者本人の合計所得金額が1,000万円(給与収入で1,195万円相当)を超えると、配偶者の所得に関わらず適用されません。
これらの項目は、知っているだけで1点をもぎ取れる可能性が高い分野です。試験会場に入る直前まで、この「係数の使い分け」と「控除の数字」を繰り返し確認して、自信を持って解答用紙に向かってください。
3. マークシートの迷いを断ち切る!実技試験での計算ミス防止策と試験当日に実力を発揮するための心構え
学科試験の四肢択一や三肢択一で「2つの選択肢まで絞れたけれど、どちらが正解か決めきれない」という状況は、誰もが経験する試験中の大きな壁です。この迷いを断ち切るために最も有効なのは、問題文のキーワードへの書き込みです。特に「適切なものを選べ」なのか「不適切なものを選べ」なのかを間違えるケアレスミスは致命的です。問題文の語尾に大きく丸をつける、あるいはアンダーラインを引くという単純な作業を徹底するだけで、脳へのインプットが強化され、正答率は確実に上がります。迷った場合は、一般常識や顧客保護の観点から考えて「違和感のある選択肢」を排除する消去法を徹底しましょう。
また、FP試験の合否を分ける大きな要因となるのが実技試験での計算ミスです。特に日本FP協会や金融財政事情研究会(きんざい)の試験を問わず、キャッシュフロー表や係数表を用いた計算問題は配点が高く設定されています。ここでのミスを防ぐための裏ワザは、「計算プロセスをメモ用紙に大きく書く」ことと「電卓の検算を必ず行う」ことです。カシオやシャープ、キヤノンなどの使い慣れた電卓を使用し、一度計算して出た答えを鵜呑みにせず、必ず二度計算して数値が一致するか確認してください。また、解答欄の単位が「円」なのか「万円」なのか、あるいは「%」なのかを必ず指差し確認しましょう。係数表の読み取り間違いを防ぐために、定規や受験票の端を使って行を合わせるテクニックも有効です。
試験当日に実力を最大限に発揮するための心構えとして重要なのは、「分からない問題は勇気を持って飛ばす」というタイムマネジメントです。特に試験開始直後は緊張して頭が真っ白になりがちです。最初に全体をざっと見渡し、解けそうな問題から着手することでリズムを作ることができます。難しい計算問題や見たことのない用語が出ても焦らず、後回しにして時間を確保してください。最後まで諦めずにマークシートを埋め、見直しを行う冷静さが合格への近道となります。
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